月曜日, 5月 25, 2015

Android Wearに必要なもの

Appleの発表を受けApple Watchが登場する前に出さなければとAndroid陣営では専用のOSが準備される前から発売が開始されたスマートウォッチ。Samsungのように 出したは良いが数時間しか持たないからとボロクソに叩かれ出たそばから直ぐに次のモデルを出さざるを得なくなるようなところも現れ、結果的に全ての出荷数 を足してもApple Watchの初日の予約数に負ける結果に。Apple Watch発表以前から製品を出しているSONYなども既に数代を重ねているがGoogle離れを模索するSamsungなどはAndroid Wearだから売れないと思い違いをしたのか今はスマホ用としては見放されたTizen版も出す始末だ。

さて、話を戻そう。 Android Wearを普及させるために必要なことは使用するOSだけではなくハードウェアの仕様も厳密にコントロールすることである。それでは自由が謳い文句の Android文化が死んでしまうと嘆く人がいるかもしれないが、そのせいでどれだけ多くの一般ユーザが酷い目に遭ってきたかをまず考えてもらいたい。

ハー ド仕様をメーカーに任せたこととメーカーのハード開発に要する時間を無視したOSのバージョンアップが招いたのがAndroidのフラグメンテーション。 玉数が出せず相手にされなかった国内のメーカーなど製品を出した段階で既に次期OSがリリースされるのも日常茶飯事。バージョンアップなどはなから考えて いないから平気で半年も経てば周回遅れバージョン対応の新製品おリリース。これくらいユーザをバカにしたことはないのだがスマートウォッチも使い勝手を無 視してスクリーンを丸くする始末。どう考えても製品の価値を下げてコモディティ化を加速させたのはGoogleとハードウェアメーカーなのである。

Android は限りなく縛りを少なくして敷居を低くしたためにあっという間に多くのベンダーが名乗りを上げAppleを駆逐する勢いで製品の出荷数は伸びてきたが同じ OSの範疇に括られながら各メーカーごとで微妙な差違があるために継続してAndroidを使い続けるメリットを十分に醸成出来なかったのは間違いのない 事実。製造メーカーは違えどNexusシリーズのようにGoogleが仕様を決めて作られた端末以外でどれだけAndroid端末を使い続ける恩恵に浴す ることが出来たか

Android Wearを成功させるために必要なもの
その1:ハードウェア仕様の厳格なコントロール
その2:アプリストアの厳格なコントロール
その3:旧モデルを置き去りにしないOSのバージョンアップ
その4:これらをそのままAndroidスマホに摘要する

結論:今までやってきたやり方を全面的に放棄しないとAndroid Wearなど徒花に終わってしまうのである。

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