火曜日, 12月 09, 2014

タブレットの法人市場

IT系のメディアではiPadの売上も落ちてきてAndroidタブレットに席巻されると根も葉もない戯言を良く目にするが、法人市場全体で見ると80%以上の企業で採用され2位につけているMicrosoftとの差は圧倒である。3位以下はAndroidタブレットになるが全てを合わせてもiPadには遠く及ばない状況である。タブレット端末が業務でどのように使われているかは分からないがセキュリティとアプリケーションの広がりを考えれば当然の結果だろう。完全に出遅れてスマートフォン市場では見る影もないWindows Phoneだが(iPhoneはこちらも法人市場の80%以上で導入)、タブレットに関してはAndroidはiPadとWindowsタブレットの挟撃にあって徐々に勢力を失っていくことだろう。これは予想通りの展開なので何も驚くことはないのだが、まともなタブレット専用アプリもない(そもそもAndroidはタブレットサイズなど想定していなかった)セキュアでもなかったのだからそんなものを使う企業など担当者が余程行かれていなければあるはずもなかったのだ。

大塚製薬がiPadからWindowsタブレットに乗換えたり(カタログでしか使っていなかったそうだ)、佐賀の高校でタブレットが富士通のArrows Tabになっている(今はまともに使えているんだろうか?)ように目立つ市場でAppleに一矢報いているのはAndroidではなくWindowsなのである。PCベースで業務が組み上げられている法人はタブレットみたいなWindows PCでPCの置換えとして導入され、そうでないところはiPadと棲み分けは進むのである。

結論:情報システムは保守的な組織。Androidでギャンブルをしたりするわけがないのである。

1 件のコメント:

syd1520 さんのコメント...

予想するまでもなく、ですから、驚くわけでもなく。企業の中にはまだ、「androidとiPadとどちらがいいんだ?」って議論するとこあるのかね?無駄な時間ですよね。その議論は。