月曜日, 5月 13, 2013

マネーゲームはゼロサムだと知らない気の毒な人

世の中には本業ではないモノにお金を注ぎ込む人がいる。個人でどんなことをしようが文句を言う筋会うではないが実業を生業にしている企業でマネーゲームにうつつを抜かすとなれば話は違ってくる。

その上マネーゲームは誰かが損をした分が儲けになる(実際は仲介者の手数料もある)と言う一番肝心な部分を理解せずに金儲けの手段にしようと考えるのだから始末に負えない。恐らく株価は上がった時に儲かって下がれば損をすると勘違いしているのだろう。そんな事では折角の虎の子を吸い上げられるのが落ちである。

株価が上がると気持ちが大きくなる(非常に大事な事だ)ので景気が上向くと言うシンプルな原理はあるので、お調子者がどんどん株式市場にお金を注ぎ込んでくれるのは良い事なのだがそれと大もうけ出来るのは別な次元の話。誰かが賭場に金を積み上げた上で勝負に負けてくれるから、そのおこぼれで売買差益が生まれると言う事なのだ。

結論:金融市場は一番高値で掴ませられた奴と一番安値で吐き出した奴が損をするゼロサムゲームなのである。

1 件のコメント:

透析鉄 さんのコメント...

ことの本質をきっちり理解することがかなり重要なんですが……これすら知らない人間はたくさんいて、正直どうよ、と思いますね。
わからぬ人は、死ぬまで分かりませんから。