火曜日, 1月 25, 2005

朝日+α

 昨日に引き続き、朝日新聞ネタを。政治的圧力という言葉はいかようにでもなるありがたい言葉である。そして、放送の前に圧力があったと事実を歪曲している(ねつ造かな)。恐らくは、その内容から事前に社内で不味いと言うことで内容の変更があったのが事実である。つまりは事前検閲だ。しかし、事前検閲を批判する資格は日本の報道機関にはない。何故ならば、今でも社内で事前検閲を常時行っているからだ。これは、天下の朝日でも(朝日だからこそと言った方が良いだろうか)そうなのである。

 良く戦前の治安維持法を引き合いに出して、戦前は言論に自由がなかったと言う主張を朝日などのサヨク系のジャーナリズムは言う。そして、軍部に対して批判した人達は拷問を受けて殺されたようなことさえほのめかす。しかし、事実は全く違う。治安維持法で捕まった連中は言論によって捕まった訳ではない。無政府主義者やアナーキストだったから逮捕されたのである。戦前、戦中の政治家でも自分の意見を国会で発言して逮捕されることはなかったし、ジャーナリストも問題の発言をした号が発禁処分を受けることはあっても、事前検閲などは行われていなかった。当然それで、獄死するようなこともなかったのである。事前検閲が始まったのは、本当の自由民主的なアメリカに駐留されてからである。

 どんなに、まともな記事であってもデスクより上の圧力で記事を握りつぶされてしまう朝日の方がたちがよっぽど悪い。何も産経新聞みたいな物を記事(これも、とんでもない代物だ)にしろなどと言っている訳ではない。せめて、本多勝一の過去の記事は偏向していたと正直に述べるだけの誠実さが必要だと言っているだけだ。戦前、戦中と翼賛だったくせに一度もそれに対して詫びたことがないことの方がよっぽど不誠実だといえる。それで、追いつめられれば戦前には言論の自由がなかったためにああせざるを得なかったと軍国主義のせいにする。戦争をあおったのは報道機関だったんだよ。それを、忘れるな。

*追記:本文中に出てくる本多勝一は、今回問題の記事を書いた本田記者と間違えた訳ではなく、サヨクにシンパシーを持っているためにねつ造記事を乱発しているために例として挙げた次第です。

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