金曜日, 1月 21, 2005

癌では死なない

 前々から思っていることなのだが、今回のイレッサの問題で改めて俺の考えは正しいと自信を持った。抗がん剤とはただの毒である。特に日本で販売されているものにその傾向が強い。イレッサの場合何らかの遺伝的な要因で東洋人には延命効果があると言われているが、副作用で死者がこんなに出てしまっては仕方がない。もともと期待される効果も延命に限られ癌を根治する力がある訳でない。抗がん剤で治すことが出来る癌は白血病や睾丸の癌などわずかなものに限られることは一般的には知られていない。抗がん剤に頼るくらいならば手術を受けるが他の化学療法を受けた方が良いのである。

 どの抗がん剤にも副作用はあり、多かれ少なかれ体力を奪うものである。まず、強い吐き気などに見舞われ、それでなくても弱くなっている抵抗力をさらに奪う薬が多すぎる。人そのものが死ぬギリギリの所まで追い込むことによって、細胞分裂により多量の酸素と血液を必要とする癌細胞を兵糧攻めにすると言う発想の薬品がほとんどなのだ。それならば、体力を増加し抵抗力を高め自然治癒力によって
進行を抑える形の延命の方が良いのじゃないだろうか。いまのところ、そういったものは多くなさそうである。

 イレッサの副作用で亡くなった人達は少なくとも、癌で死ななかったことは間違いない。あまりにも皮肉である。

 恐らく、癌が小さくなることはないがプラセボの方が長く生きることが出来るだろう。

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