木曜日, 1月 06, 2005

暗い唄が聞こえる 〜第1章〜

暗い唄が聴きたくなったあなたにぴったりな歌手をお教えいたします。

森田童子:田舎から出てきて大学に入ったが、どうもみんなに馴染めなくて、唯一意気投合した相手と何故か同棲を始めてしまう。こいつが今時珍しい睡眠薬中毒で、結局自殺か事故か解らないような形で死んでしまったという経験をお持ちの方には絶対お奨め。(僕たちの失敗が20年経って100万枚を越えるセールスを記録するなど昔のファンには考えられないことである。もしも、存命ならば...)
注意点
 *聞くだけで薬物中毒になる
 *地に足が着かなくなる(現実感が乏しく、あの世が身近になる)
 *目がうつろになる
あなたはこんな人
 *薬の飲み過ぎで死にかけたことがある

山崎ハコ:田舎が嫌いなのに結局田舎をでることが出来なかった。やっと就いた生業が、場末のスナックホステス。質の悪い男が共同トイレのアパートに潜り込んで同棲。殴る蹴るの暴行に文句の一つも言えず、まあ良いかと抱かれた見ず知らずの男には淋病を移され、結局一人で安い酒を飲み続け肝臓を壊したと言うあなたにお奨め。今ならもれなくわら人形製のストラップをプレゼント。
注意点
 *聞くだけで、肝硬変になる恐れがある
 *行動範囲が以上に狭くなる(不健康なため、遠出が出来なくなる)
 *目が黄色く濁る
あなたはこんな人
 *酒の飲み過ぎで死にかけたことがある

中島みゆき:一言で言って、人を一度も恨んだことの無いあなたには聞く資格がありません。地に足が付いているのではなく、大地に根を張ってしまっています。空は見上げるものであって、小鳥のように飛びたいなどとは思ったことはなく、飲めば飲んだで恨み言を泣きながら叫び続けてゲロを吐く。そんなことを続けても体を壊さないのは自分で作った有機野菜をたっぷり食べているからというあなたは、きっと毎日聞いているはずです。しゃべらせると以上にハイテンションになるが、そのせいで余計に寂しいんだなと感じさせるのは悲しすぎると思う。
注意点
 *南の島に言っても、北の大地の匂いがするようになる
 *空を飛べなくなる
 *夜目、遠目が利くようになる
あなたはこんな人
 *呪い過ぎで死にかけたことがある

中山ラビ:この人を知っていると重症です。怪しい盛り場の飲み屋の二階に住み込んでいて、何か事件が起きると真っ先に疑われてしまう、同棲する相手は日本人かどうかが非常に怪しい東洋人。そんなあなたにお奨め。尊敬する人は安重根、名前が二つあり、学校では差別されていたというあなたにもぴったり。今回取り上げた人の中では一番アナーキーなエネルギーを持っているかもしれない。ある日、ドブ川に浮いているなんていう死に方が妙に似合います。
注意点
 *キムチ臭くなる気がする
 *パスポートが取り難くなる気がする
 *人の目を気にするようになるかも知れない
あなたはこんな人
 *抗争で死にかけたことがある

当時、メジャーであった(オールナイト・ニッポンで番組を持っていた)中島みゆき、山崎ハコは持ってないですが、他の二人のアルバムは持っています。

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