木曜日, 2月 22, 2018

何でWindowsやAndroidはOSの分断化が酷いのか

Apple製品のユーザーからしたら信じられない事だがAndroidの最新のOreo(8.0、8.1)はリリース後半年も経過しているのにそのシェアは僅か1.1%。もちろんGoogle製のPixelの2など僅かな端末しかアップデートが出来ず自ら道を閉ざしていると言えるのだが、それ以上に大きいのは新しいバージョンが出ても大手を除いたメーカーの多くは自社製品対応のアップデートを配布する気など更々ないと言う事だ。現在シェアが一番多いバージョンはようやくNougatになったようだが、2015年10月にリリースのMarshmallow(6.0-6.0.1)が僅差で続き、その前のLollipop(5.0系と5.1系)と合わせると実に全体の過半数が3年近く前のOSが入っている端末ばかりなのだ。

AppleであればOSとハードは同時に開発が行われているからリリース時に搭載されるOSは最新版のため新製品の売れ行き次第であっという間に新しいOSの比重が上がる。また基本的にAppleは新製品の発売開始直前に新しいバージョンを公開しそのバージョンに対応するハードウェアはバージョンアップを促される。アップデート対象も5年前の端末までと長いために必然的に短期間で最新のOSにアップデートされる訳だ。そしてMacも全く同様なのでこちらもiPhoneほどではないにしても最新盤が使われる比率が高くなるのだ。グダグダと書いても焦点がボケてしまうので以下は箇条書きにする。

Android分断化の原因
・ライセンスとハード開発のタイムラグが原因で最新機種に最新のOSが入るとは限らない
・多くの弱小メーカーは一文にもならないバージョンアップ対応など考えていない
・製造メーカーの都合に関係なくOSのアップデートが行われる
・どのバージョンのOSをインストールするかをメーカー任せにしている
・メーカー独自のハードウェアが原因でバージョンアップ対応に時間が掛かる
Windows分断化の原因
・ライセンスとハード開発のタイムラグが原因で最新機種に最新のOSが入るとは限らない
・どのバージョンのOSをインストールするかをメーカー任せにしている
・どのバージョンのOSをインストールするかをメーカー任せにしている
・メーカー独自のハードウェアが原因でバージョンアップ対応に時間が掛かる
・周辺装置などの関係で最新バージョンではまずい場合が多い
・OSのプリインストールが当たり前なのでユーザーにOSが有償という意識がないので有償アップデートをしない

以上の複数の理由が絡み合ってAndroidやWindowsでのOSの分断化が進むためいつまで経っても分断化が解消されることはない。Androidに関してはバージョンのシェアから考えて最新OSリリースから1年プラスした時からの買換え周期がそのままバージョンの比率となっているのである。

結論:一度全てをご破算にしない限り両OSの分断化はなくならないのだ。

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