金曜日, 2月 02, 2018

アクティブな端末はインストールベースで13億台

昨日のアップルの四半期決算の報告でアクティブな端末はインストールベースで13億台との発表があった。Apple信者と呼ばれる人は複数台のApple製品を使っているので13億人のユーザーがいるわけではないがMacからAirPodsまでを含めるとアクティブなApple製品が世の中に13億台も存在する。わずかな期間で最新のOSが大半となるのはハードとソフトの両方を作っているAppleでは当たり前のことだが他のメーカーには真似のできない現実だ。

昨年はCESがAlexa一色からスタートし話題の中心はスマートスピーカーだった。Amazonに対抗してGoogleはGoogle Assistantを搭載した自社スピーカーをホリーデーシーズン前に出してきたことでそれはさらに加速した。AlexaもGoogle Assistantもライセンスされているため多くのメーカーから様々な製品がリリースされたためAppleはすっかり出遅れたとDisる始末だ。しかしそんな中Appleは誰もが騒ぐこともないスマートウォッチの世界でApple Watchの販売数を大きく伸ばしその数は全スマートスピーカーの販売数量を凌駕している。AirPodsも同様にスマートワイヤレスイヤホンの覇者になっているがその数もスマートスピーカーを超えている。

HomePodが当初の発表よりも発売開始が遅れ、HomePod上のSiriで出来ることもはAmazon EchoやGoogle Homeよりも少ない上に価格も圧倒的に高いと言われているがSiriはHomePod専用の音声認識アシスタントではない。現状AlexaやGoogle Assistantが動くデバイスはSiriが動くApple製品と比べたら桁違いに少ないのが現実。HomePodの役割はiPhoneなどのiOSデバイスが既にあることが前提のスピーカーなのでそこで重視されるのはGoogle Assistantよりも賢いことでもAmazon Echoのように買い物が簡単に行えることでもなく音で出来ることだけをどのスマートスピーカーよりもスマートにこなすことなのだ。だからこそ他社製品とは違いオーディオ製品としての能力の高さを一番の売りにしている。

結論:フルカバレッジの製品群を持っていないAmazonやGoogleはスマートスピーカーで負けるわけには行かないので数を売る戦略を取らざるを得ないが、PCからアクセサリー類まで含めてフルカバレッジの製品群を持っているAppleはそれぞれのデバイスに最適な方法でSiriを利用しそのデバイスにとって最善の機能で勝負すると言う戦略で勝負をしているのである。

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