金曜日, 4月 28, 2017

現代用語のKUSO知識 〜スマートグラス編〜

何十年も前から何度もなく注目をされては廃れを繰り返してきたのは人工知能と同じなのだがスマートグラスの栄枯盛衰も激しい。2013年の2月にGoogle Glass Explorerが出てから2年くらいは各社Google Glassを追い抜け追い越せで日陰者扱いだった過去の遺物を再び引っ張り出して来て焼き直しコンシューマー向け商品として売りますと宣言していたのが2016年まで発売日までアナウンスしていた東芝やSONYなど(正確にはSONYの製品としてではなかったが)は製品発売直前に突然の発売中止の発表。引き金を引いたのはGoogleのGoogle Glassの発売終了の発表だったわけだが事前の注文がほとんどなかったことが大きかったのだろう。というわけで今回はここ数年紆余曲折の激しいスマートグラス周辺のお話を。

VR(仮想現実):ARグラスにはまだ商機がないと気づいて皆がOculusに右に習えでスマートグラスからHMDに回帰。処理系の力は黎明期と比べたら格段に上がっているので現実感は格段にアップしているのは認めるが現在の価格ではゲーム用と考えても一般家庭(普通の人)に普及するのは無理。【同義語】現実逃避。仮想引きこもり。
AR(拡張現実):拡張現実そのものはスマートグラスとイコールではないが結局コケてしまったGoogle Glassの影響でARと言えばスマートグラスだった時代がかつてあった。ある意味で今話題をさらっている東芝も何年経っても進化しないグラスをCESなどの展示会のたびに並べていたが一般販売からB2Bとトーンダウンしただけではなく最後はWHの有様に関係なく撤退となってしまった。現在、定期的にアップデートされた製品を出せているのはEPSONくらい。一時期はどこもかしこもフルカラーディスプレイだったけど結局スクリーンそのものが視界の邪魔になるというそんなのやる前から分かるでしょが原因で日常使いは無理とターゲットは法人ですが大きな流れに。バッテリーや処理系の問題があるためパンフレットデは目立たないように処理されたケーブルの先に何らかのボックスがぶら下がっているのが現実なのである【同義語】目の上のたんこぶ。
MR(複合現実):ARが2年持たずVRが現実逃避だと私が批判したからではないだろうが今花形なのはMR。Microsoftから出ている開発用のHoloLensが一番ホットな製品。現実の世界にVRの画像を重ねることでより自然に使えるようにと考えられている。HoloLensに関しては単体で処理できる上にジェスチャーで操作可能なのも他とは一線を画する製品に仕上がっている。何でMicrosoftをそんなに褒めるんだと言われそうだが他は本当に酷いのだから仕方がない。まだ、製品の正式なアナウンスをしていないAppleが出してくるスマートグラスやHMDが出てくれば当然ボロクソにいうことに。【同義語】消化不良

結論:スマホをはめて使うゴーグル型のホルーダーを別にして、どの製品も変わり者(開発のためもあるだろうが、そういう人は大抵変わり者)以外がどうしても手に入れたくなる価格になっていないのが現状。Oculusが一番販売数が多いが、恐らくPalystation VRに抜かれるのも時間の問題。AR型も字幕表示などの特定の目的用がメインのため一般家庭で当たり前に使われるようになるのはいつになるかは不明。私の興味は本命のMR製品をAppleがいつどのような形で出してくるかだけなのである。

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