金曜日, 12月 25, 2015

いよいよ本格化する業界再編

不正会計問題でガタガタになり医療という将来ドル箱になるであろう事業を手放さんくてはいけない状況に追い込まれた東芝だけではなく、かつては NECと覇権を競い合っていたPCや携帯を分社化していつでもなかったことにしようと決意した富士通など良い話の聞こえてこない国内家電メーカーだが、 2、3年前まで国内のマスメディアが持ち上げていたSamsungも私の予想通り稼ぎ頭であったスマートフォンが足を引っ張りだし来年度の出荷台数は今年 より12%も削減されるらしい。

出荷数は小売などの販売会社への納品数だが恐らく売れ残りが積み上がり発注数が大幅に減ったからだろう。 中国内で大幅にシェアを伸ばしたXiaomiも数が出ても利益にならない状況だったのは前から分かっていたことだがスマホではない次の目玉を狙って色々な デバイスに手を出しているのも携帯では生き残れないからなのである。2014年のMWCではOEM、ODM含めて聞いたこともない中国の中小メーカーが大 挙してバルセロナに出店していたが今年はすでにそんなおめでたいところは少なくなっていたのは事実。これからスマホは中小メーカーがなんて現実を全然見て いない机上の空論を記事にしているところもあるが儲からないとわかったらすぐに手を引くのが中国人なのだ。

結論:コモディ ティ化のスピードが異様に速くなってしまったのは、どこの馬の骨でも電化製品が作れるようになってしまったのは同じ部品と同じOSでものが作れるように なってしまったから。どんなに数が出ようが(それさえもう頭打ち)利益が出せない産業に未来はないのである。2016年、日本だけではなく海外のメーカー もAndroid携帯からどんどん手を引くだろう。

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