木曜日, 12月 24, 2015

2015年を振り返る 〜 Apple以外編 〜

先日はAppleの2015年を振り返ってみたが、Apple以外はどんな一年だったのかもついでに書いておこう。

ウエアラブル全体に大きく影響を与えたのはGoogle Glassの頓挫。物好き相手ではなく一般販売を始めたと思ったら年明け早々の一般販売の中止。一昨年の秋以降鯖江にフレームの発注がなかったので中国での発注に切り替えたのか、それとも売れないのかの判断で、ダメの方にベットしていたのが大当たり。技術的には大胆な挑戦ではあったけど動作時間や加熱、プライバシー問題と出す前から分かっていたことが原因での中止騒動。そのあおりを受けたわけではないだろうがコンシューマ向けウエアラブルはスマートウォッチにシフト。

そのスマートウォッチは活動量計からの発展型とスマホのようにAppleに先を越されるわけにはいかないとどう考えても未完成の状態で販売を開始してしまったSamsungの大失敗と発表だけで実際の製品発売はAppleに遅れを取ることになったその他Android陣営の勝負はあっさりとついてしまい商業的な成功はスマホ同様Appleだけになりそうである。

そんな良い話のないAndroid陣営はスマホの成長も買える人には一通り行き渡ったせいか一気に成長がシュリンク。国内はすでにガタガタだったので携帯を作るメーカーは合従連衡で生き延びようと無駄なあがきをしていたわけだが、雨後の筍子で後から名乗りを上げた中国勢も来年にはバタバタ潰れることだろう。屋台骨であったPCも携帯も完全に不良債権と化し富士通も本体から切り離すことを決定。東芝との統合なんてもうどうでも良い話に。

そんな中、それまで片手間に過ぎなかったMicrosoftが本腰を入れてSurfaceを発売。Surface Pro 4とSurfacebookと一気に発売開始。かなり高価格な製品だけど、それでも買う人がいることが証明された。まあ、熱の問題やビデオ回路に問題があるようでベストモデルの販売開始が伸びたのはご愛嬌か。それにしても、MicrosoftはSurface Pro 4とSurfacebookを別なジャンルと考えているようだが柔らかいキーボードと硬いキーボード以外に何も違いがないのは理解しがたいのだ。

結論:ライセンス元であるMicrosoftが自社製のPCを鳴り物入りで発売開始したりAndroid陣営は利益どころか資産を食いつぶす状態に陥ったり、20世紀型のライセンスビジネスの終焉が明らかとなった一年だったのである。

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