火曜日, 7月 01, 2014

SONYは死にたいのか

昨年末大株主であるサード・ポイントに全株を売り払われ、退場者まで出す株主総会でこれまでと変わらない受け答えをしていたSONY。どこにも根拠の無いテレビ事業の黒字化の目玉は「Android TV」だそうだが、「Google TV」の大失敗から多くを学んでくれている事を願うばかりだ。自社でOSを作る時代じゃないそうだが、Apple寄りにならないのは単純にAppleがオープン戦略をとりそうもないからなのだろう。

SONYは何をメインターゲットにするかを未だに見誤っている。折角AppleがHomeKitを用意してくるのだからそれと連携をするようなものを作るならば分かるが「Android TV」を搭載したテレビやゲーム機が柱だと…

既にゲーム市場は専用機から、AmazonのFireやGoogleが次に出す「Android TV」やAppleが出してくるであろうApple TVに移っているし、モバイルは既にそうなっている。まさか、その為のBRAVIAの「Android TV」ではないのだろうが、そうだとすれば尚更ゲーム機が柱にはなりえないだろう。

ゲーム専用機の中の覇者だから主力なんだから未来は明るいなんて考えているなら、まさに井の中の蛙。既にゲーム専用機はワープロソフトが出た後のワープロ専用機と同じ立場になっていることを自覚しなければいけない。Appleは今でもiPodを出しているが、iPodがこれからまた爆発的に売れるから出しているわけではなく電話機能は必要ないと言うニーズもあるから。ゲーム専用機も同じように考えなければいけないのだ。

結論:低迷の原因は大賀さんが出井さんにバトンタッチしたせいなのは最初から分かっている事。今更そんな事を言っても何の足しにもならない。今問われているのは未来をどうするかなのである。

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