月曜日, 2月 03, 2014

株価が上昇したのはアベノミクスのおかげ?

安倍政権になってから株価が上昇基調となりアベノミクスが上手くいったからだと勘違いしている人たちが世の中にはいるが、貿易収支は大幅な赤字になり収入が増えてもいないのに消費者物価が上がると言う最悪の状態になっただけの話。消費増税前の駆け込み需要で一時的に消費活動は活発になるのは当然だがこれで景気が回復するような力は正直ないだろう。

円安と株高が連動しているのは間違いないが今回の円安を引き起こしたのはアベノミクスではなくアメリカが金利上昇のトレンドに入ったのが原因。それが、丁度政権交代の時期と重なっただけの話なのである。勿論、被災地復興やオリンピック特需がないわけではないがそれさえ消費税アップで相殺されかねない状況。新興国通貨の大暴落や中国のシャドー・バンク絡みにデフォルトなどが発生すれば日経平均など一溜まりもないのだ。

結論:株価上昇は景況感ではなく大型輸出企業の業績に引っ張られた形での上昇。既に通貨不安が広がる中で円高がトレンドとなりそうな今株価はあっという間に下降局面に入ってしまうのである。消費増税を行わなければ救いもあったものを…

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