症状:知覚障害であるために全ての感覚器官で起こるが、代表的なものは、見えてはいけない(物理的に存在しない)物が見えてしまう。あるいは元とは違ったものに見えてしまう状態である。入眠時に画像が見えることはあるがこれは別物である。
診断:アルコール中毒者で禁断症状にある人。或いは幻覚剤を服用している場合に幻視が起こる。このふたつに該当しないのに幻視が起きるようならば精神の障害か脳腫瘍が疑われるのでお近くの精神神経科を訪問されることをお勧めする。
薬理的要因:慢性的なアルコール中毒で幸い肝臓の障害(肝硬変など)を起こさなかった場合に脳の肝硬変状態が起こる(実際には堅くなるのではなく溶けてしまう)。車を運転中にフロントグラスの前を象の大名行列などが現れるらしいが、そこがタイで無い限り幻視だと考えるべきである。幻覚剤(LSDなど)が原因の場合にはアリが象のように大きく見えるとか、魚が空を飛ぶとか(飛び魚ではないぞ)のように認知障害(錯誤)としての幻覚である。
統合失調症:変なものが見える精神障害と言えば統合失調症が王道を行く。他の病気でこれが起こると聞いたことがない。
人格障害:人格障害では幻視のような高等なものは現れることはないはずである。もし起きたとしたら皆に自慢しよう。
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2 件のコメント:
統合失調症で幻視が起こるのは稀だそうですよ。
コメントを頂きありがとうございます。
貴重なご意見ありがとうございます。確かに幻聴などに比べ起こる事はまれだと思います。
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