火曜日, 4月 05, 2005

私の愛した雑誌達

Typhoon:ベップ出版(78年創刊)
 読むとケガするぜ!!という宇崎竜童のコピーで出版された雑誌。毒物の特集やサバイバルの仕方、格闘技の中でどれが一番凄いか(人を殺せるかどうか)など、その特集はポパイやホットドッグのような軟派な雑誌では絶対取り扱わない記事ばかりだった。非常に過激な実用雑誌だったため一年間持ちこたえるのがやっとだったのだ。内容が濃過ぎたため短命に終わってしまった代表格。そりゃ付いてくる奴は病気に違いなかったのだ。

DAYS JAPAN:講談社(88年創刊)
 大手が扱ってはいけないような微妙な記事を掲載し過ぎたためにわずか一年ほどで休刊になってしまった雑誌。バブルを批判し、福島の原発の欠陥を批判し(その後記事の通りに事故を起こした)、竹下は金権で倒れると首相になる前から宣い、ついには池田大作をやり玉に挙げてしまったため、アグネス・チャンの講演料を間違ったと言う何でもないと思われるような記事が原因でいきなり休刊されてしまった。

VIEWS:講談社(91年創刊)
 リクルート事件ネタで世の中をあっと言わせた。その舌鋒は朝日新聞にさえ挑んだ。同じ出版社のせいかどことなくDAYS JAPANに近い臭いを持っていたのでお気に入りだったのだが、この雑誌もあまりにもディープなネタを扱ってしまい(朝日新聞の本多勝一がリクルート接待を受けていたなど)サヨクのジャーナリストを敵に廻してしまったため結果的に撃沈されてしまった。読売出身の本田靖春氏のコラムなど良質の記事が多かったために非常に残念であった。

SAPIO:小学館(89年創刊)
 創刊号から買い続けている雑誌で唯一生き延びている雑誌である。創刊当時から北朝鮮問題や中国問題を積極的に(目の敵とも言う)取り上げ続けていたため、その当時の良識派(朝日を読むような連中)の目を気にせずにおおっぴらに読める雑誌ではなかった。時代は巡り朝日を読んでいることを人に隠さなければいけないようになったが(まだ、そこまでは行っていないか?)、右翼雑誌と見まがうかのような誌面は相変わらずである。良く読めば決して右翼ではないのだが、読んだことの無い人にとっては正に天敵のような雑誌である。今迄にJR、朝日新聞など多くを敵に廻し、大新聞がなぜ創価学会を批判出来ないか、記者クラブがどんなに腐っているか、国連はとんでもないところだと書いてきているが潰されることなく頑張っているのは、発行元が少年誌で安泰の小学館だからなのだろうか。

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