水曜日, 1月 08, 2014

信号ではなく車を見ろ

交通ルールを守らなければいけない小さな子供がいるのに赤信号を平気で渡ることは許しがたい行為である事は間違いないが、同時に信号だけを信じていれば良いと言う子供を作り出す恐れもある。信号は目安にしか過ぎずそれを守ることが自分自身を守ることではないと同時に教える必要がある。

そんな事を書くと赤信号でも渡れと推奨しているように勘違いされそうだが、そうではなく青信号でも油断するなと言いたいのだ。兎角、日本人は決まりや偉い人の言に従っていれば安泰だと言う間違った固定観念を持っている。そんなことだからみんなで渡れば怖くないなどと言い出すのだ。戦前、泥沼の戦争を回避できなかったのも新聞などと言うどうでも良いもののご託宣に惑わされたからだが、これも信号(机上)だけを見ていて車(現実)を見ていなかったから起こったこと。

あれだけ、悲惨な目に遭っていながら未だにマスメディアに躍らされているのだから戦前の日本人はバカだったなどと言う資格は一切なく、未だ完全な独立も果たしていない現実に目を背けてはいけないのである。

こんな書き方をするとネトウヨと一緒にされそうだが、私は戦争をしろと言うのではなく土下座をせずに戦争を回避できる国造りをしろといいたい。それは、特亜と呼ばれる地域に必要以上に卑屈になれと言うことではなく、対等に渡り合うためにその周辺にあるインドやロシアや東南アジア諸国と手を組むことで日本一国では対応が不可能な国と一戦を交えるようなことを避ける外交政策に掛かっている。

勿論、それは単純にアメリカとの関係を解消することではないアメリカ自体日本なしではたち行かない状態になっている現在、経済的にアメリカをバックアップし続けることを確約した上で外交の自由裁量権を認めさせる絶好の機会でもある。現行の安全保障を核とした上で新たな軍事同盟を組むことで覇権主義に走ろうとしている東アジアの国々への牽制となる道筋を付けるのに今の政府のやり方でで良いはずはないのである。

結論:外交とは世間体ではなく現実をベースにどれだけドライに自国を有利に導くかなのだ。

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