iPhoneを喰うつもりでゴーサインを出した訳ではないAndroid。いつの間にやらiPhoneを凌駕するところまで成長したのはある意味誤算だったのだろう。遂に開発の責任者であったアンディ・ルービンが責任者の任を解かれたが、これはGoogleの戦略からすれば本流であるChromeへの統合路線に応じる筈のない(ルービンはAndroidが本流だと思っているのだから)ルービンを外したのは当然の結果だったのである。
Androidスタート時の話を知らない人は先に産声を上げた(出荷された)Androidを本流だと勘違いしているようだが、元々Googleが考えていたのはChrome OSによるGoogleへの常時接続と情報のトレース。スタンドアローンのアプリで済んでしまうようなAndroidでは困る訳だ。その上、現在の様な断片化とコントロール不能の環境を作り出した張本人はルービン。揚げ句の果てには、OSの更新に一番積極的に関わったSamsungが一人勝ちして他のメーカーが根を上げて他のOSに乗換えようと言うのだ。黙ってこのまま見過ごしにする事などあり得なかった訳である。
マスメディアはiPhoneがAndroidに負けたと書き立てるが、冷静に状況を判断すれば超巨星の最後のように一機に弾け飛ぶ恐れがあるのが現在のAndroid。ハードランディングを避けようと考えたらここいらでアクセルから足を放させる必要があったのだ。
結論:Androidがここまで伸びたのはシュミットとルービンの頑張りであったのは間違いないが、Androidの伸びと広告の伸びがリンクしていないのでから仕方がないのだ。
4 件のコメント:
Androidに限らず無料サービスの嫌いなところは、提供者の気分次第で勝手に止められる可能性があるため、信用しきれないところですね。
Googleのように広告収入が主な収入源の場合、おっしゃるようにGoogleがAndroidは儲からないと思ったら、止めちゃっても誰も文句を言えないです。
客の利便性より商売上の理由が優先される可能性が大きい。
いや客と思ってないのかな?だって一銭も払っていないのだから。
個人的には、よくそんな物にいろいろ(個人情報とか、クレジットカードの情報とか)を入力できるなあと思っています。
コメントを頂きありがとうございます。
一見無料な上、オープンだと言われると正義の様に語られる偽善が嫌いなのでGoogleのやり方を支持できないと言うのが私の基本的なスタンスです。
勿論、役に立つものもあるので利用していますが(bloggerもそう)、それはお互い様の世界というだけの話です。Androidのようにそこに社運を掛けるような愚かな行為だけはしたくありませんね。
そうですね、お互い様と割り切って付き合う分には良いのかもしれません。(私もGmailを使用していますし)
でも、GoogleReaderのサービス停止に文句を言う資格すら与えられない訳ですし、信用できないというのが本音です。
コメントを頂きありがとうございます。
国内の有料のサービスでさえ行きなり終わってしまうのですから文句は言いたくないですが取敢ずやってみる(ユーザがモルモット)と言うのはいい加減やめてもらいたいですね。
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