月曜日, 3月 25, 2013

南米初の法王?

ヨーロッパ出身ではない初の米州アルゼンチン人の法王フランシス1世。下馬評では法王になるなどとは予想されていなかっただけに驚きで受けとめた人もいるかも知れない(私はキリシタンではないので驚きようがない)が、私にとって重要なのはヨーロッパ出身ではない事ではなくイエズス会出身だと言う事だ。

日本人にとってはザビエルの古事があるためイエズス会は馴染があるが、彼らは元々ローマ教会では本流ではなく裏仕事(悪い意味じゃないですよ)と思えるような辺境地の布教活動を受け持った法王直属の部隊アジアやアフリカ、南米とクリスチャンのいない地域に入り込んで言った訳である。そのような生い立ちのせいか元々は改宗ユダヤ人の組織だったなどの話もある訳だが、実際に彼らが入り込んだ後にヨーロッパの商人が入り込むと言う順番だったためヨーロッパの金貸しの別動隊とも言えたのだ。

そんなわけで、ヨーロッパの金貸し=ユダヤから連想される事の多いイエズス会の出身者の上に、あれよあれよと頂点に上り詰めたフランシスコ1世。英米の金貸しが牛耳っていた世界からヨーロッパの金貸しが再度権力を取り戻しつつあると言えるかも知れない。

結論:アルゼンチン出身よりもイエズス会出身の方が重要と言う視点で、今後のローマカトリックのウォッチが必要なのだ。

0 件のコメント: