WWDCでは予想通りApple Watchのネーティブアプリ開発が可能になるSDKを公開予定だと事前にコメントが出たようだが、同じようにIoTのキーデバイスとなるApple TV用のTVKitも公開されるだろう。
スマートテレビを未だにGoogle検索やWebサイトの閲覧の道具と捉えているところもあるようだが、今どきIT機器が一切ないことの方が少ないのだからそんなものなくっても構わないどうでも良い機能。だからこそ今までAppleはそんな機能をApple TVに搭載するようなバカなことはしてこなかった。
何年も大きな変更のなかったApple TVもいよいよ新製品が出るとの噂であるが、キーになるのはTVKitと呼ばれるもの。Apple TVで動くOSもiOSとなり今まで一般の開発者にもブラックボックスであったApple TV上にApp Storeが用意され自分の好きなアプリを加えることが出来るようになるだろう。
一番目立つ部分はゲームアプリや新たなストリーミングサービスだが、実際に重要な意味を持ってくるのはApple TVがHomeKitでコントロール可能になる家電製品のハブになることだろう。今までのスマート家電はネットワーク越しで操作可能と言ってもそれぞれ単独でコントロールするアプリに頼る必要があったし、そのための標準となるデジタルデバイスはなかったに等しい(スマホがリモコンとなっていたかも知れないが、あくまでスマートなリモコンレベル)状態だった。
そんな中で登場するApple TVにHomeKitをベースとしたコントロールアプリがインストール可能になればテレビの画面から設定を選ぶだけで家の中にあるスマート家電を自在にコントロール可能になるだろう。
結論:家の中にあり常に通電されていてワイヤレスでネットワークに接続可能なデバイスが家庭内のIoTのキーになるのである。
木曜日, 5月 28, 2015
月曜日, 5月 25, 2015
なぜAndroidだったのか?
Windowsが日本では広まらなかったのはライセンス料の問題よりもあまりにもWindows CEの出来が悪くてガラケーから乗り換えるわけにいかなかったから。そして、方向性が定まらずWindows Mobileの登場が遅れた事。各メーカーAndroidへと流れたのはAndroidしか選択肢がなかっただけの話である。ライセンスフリー、自由に変更して良いと言う悪魔の囁きもiOS端末に対向出来るOSを自力で作る能力の無かったメーカーにとってさぞや心地よかっただろう。渡りに船というよりもその時には他に船がなかったのだが、ありあれよあれよと言う間に(日本は別で一周以上遅れた)梅雨時のカビのように…クソ端末が溢れる結果になってしまった。
国内だけに目を向ければ更なる糞の集まりだったわけだが、フィーチャーフォンに勝てる筈がないと高を括っていたiPhoneがスマートフォンの代名詞となりはじめた時に評判の良くなかったKCP+をばっさり切り捨てたauがAndroidに名乗りを上げたところ皆で渡れば怖くないと製品の作り込みもそこそこに取り敢えず出してしまったAndroid元年。SoftBank以外はiPhoneを取り扱っていなかったのだから詐欺まがいの販売攻勢で…
その揚げ句にOSのアップデートさえままならない変な手の入ったOS的には世代遅れの製品ばかりを出してしまい結果的に一通り出たところで全キャリアがiPhoneを販売出来るようになった途端にお先真っ暗に。
結論:皆で渡れば怖くはないが生き残れる保証はどこにもないことを実証したのである。
国内だけに目を向ければ更なる糞の集まりだったわけだが、フィーチャーフォンに勝てる筈がないと高を括っていたiPhoneがスマートフォンの代名詞となりはじめた時に評判の良くなかったKCP+をばっさり切り捨てたauがAndroidに名乗りを上げたところ皆で渡れば怖くないと製品の作り込みもそこそこに取り敢えず出してしまったAndroid元年。SoftBank以外はiPhoneを取り扱っていなかったのだから詐欺まがいの販売攻勢で…
その揚げ句にOSのアップデートさえままならない変な手の入ったOS的には世代遅れの製品ばかりを出してしまい結果的に一通り出たところで全キャリアがiPhoneを販売出来るようになった途端にお先真っ暗に。
結論:皆で渡れば怖くはないが生き残れる保証はどこにもないことを実証したのである。
Android Wearに必要なもの
Appleの発表を受けApple
Watchが登場する前に出さなければとAndroid陣営では専用のOSが準備される前から発売が開始されたスマートウォッチ。Samsungのように
出したは良いが数時間しか持たないからとボロクソに叩かれ出たそばから直ぐに次のモデルを出さざるを得なくなるようなところも現れ、結果的に全ての出荷数
を足してもApple Watchの初日の予約数に負ける結果に。Apple
Watch発表以前から製品を出しているSONYなども既に数代を重ねているがGoogle離れを模索するSamsungなどはAndroid
Wearだから売れないと思い違いをしたのか今はスマホ用としては見放されたTizen版も出す始末だ。
さて、話を戻そう。 Android Wearを普及させるために必要なことは使用するOSだけではなくハードウェアの仕様も厳密にコントロールすることである。それでは自由が謳い文句の Android文化が死んでしまうと嘆く人がいるかもしれないが、そのせいでどれだけ多くの一般ユーザが酷い目に遭ってきたかをまず考えてもらいたい。
ハー ド仕様をメーカーに任せたこととメーカーのハード開発に要する時間を無視したOSのバージョンアップが招いたのがAndroidのフラグメンテーション。 玉数が出せず相手にされなかった国内のメーカーなど製品を出した段階で既に次期OSがリリースされるのも日常茶飯事。バージョンアップなどはなから考えて いないから平気で半年も経てば周回遅れバージョン対応の新製品おリリース。これくらいユーザをバカにしたことはないのだがスマートウォッチも使い勝手を無 視してスクリーンを丸くする始末。どう考えても製品の価値を下げてコモディティ化を加速させたのはGoogleとハードウェアメーカーなのである。
Android は限りなく縛りを少なくして敷居を低くしたためにあっという間に多くのベンダーが名乗りを上げAppleを駆逐する勢いで製品の出荷数は伸びてきたが同じ OSの範疇に括られながら各メーカーごとで微妙な差違があるために継続してAndroidを使い続けるメリットを十分に醸成出来なかったのは間違いのない 事実。製造メーカーは違えどNexusシリーズのようにGoogleが仕様を決めて作られた端末以外でどれだけAndroid端末を使い続ける恩恵に浴す ることが出来たか
Android Wearを成功させるために必要なもの
その1:ハードウェア仕様の厳格なコントロール
その2:アプリストアの厳格なコントロール
その3:旧モデルを置き去りにしないOSのバージョンアップ
その4:これらをそのままAndroidスマホに摘要する
結論:今までやってきたやり方を全面的に放棄しないとAndroid Wearなど徒花に終わってしまうのである。
さて、話を戻そう。 Android Wearを普及させるために必要なことは使用するOSだけではなくハードウェアの仕様も厳密にコントロールすることである。それでは自由が謳い文句の Android文化が死んでしまうと嘆く人がいるかもしれないが、そのせいでどれだけ多くの一般ユーザが酷い目に遭ってきたかをまず考えてもらいたい。
ハー ド仕様をメーカーに任せたこととメーカーのハード開発に要する時間を無視したOSのバージョンアップが招いたのがAndroidのフラグメンテーション。 玉数が出せず相手にされなかった国内のメーカーなど製品を出した段階で既に次期OSがリリースされるのも日常茶飯事。バージョンアップなどはなから考えて いないから平気で半年も経てば周回遅れバージョン対応の新製品おリリース。これくらいユーザをバカにしたことはないのだがスマートウォッチも使い勝手を無 視してスクリーンを丸くする始末。どう考えても製品の価値を下げてコモディティ化を加速させたのはGoogleとハードウェアメーカーなのである。
Android は限りなく縛りを少なくして敷居を低くしたためにあっという間に多くのベンダーが名乗りを上げAppleを駆逐する勢いで製品の出荷数は伸びてきたが同じ OSの範疇に括られながら各メーカーごとで微妙な差違があるために継続してAndroidを使い続けるメリットを十分に醸成出来なかったのは間違いのない 事実。製造メーカーは違えどNexusシリーズのようにGoogleが仕様を決めて作られた端末以外でどれだけAndroid端末を使い続ける恩恵に浴す ることが出来たか
Android Wearを成功させるために必要なもの
その1:ハードウェア仕様の厳格なコントロール
その2:アプリストアの厳格なコントロール
その3:旧モデルを置き去りにしないOSのバージョンアップ
その4:これらをそのままAndroidスマホに摘要する
結論:今までやってきたやり方を全面的に放棄しないとAndroid Wearなど徒花に終わってしまうのである。
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