土曜日, 9月 14, 2019

iPhone 11 Proを買ってはいけない 〜10の理由〜

一番期待していたUWB(U1チップ)に関する発表の無かったAppleのスペシャルイベント。こちらに関しては改めて大きな発表があるだろうと勝手に期待している今日この頃です。ハードに関しては噂通り(あまりにも確度の低いものは除外して)の発表となりましたが、最大のサプライズはハードだけではなくApple ArcadeやApple TV+の価格が予想以上にリーズナブルだったことかも知れません。コンパスと常時画面表示以外にSeries 4と違いがないじゃないかと突っ込まれそうなSeries 5を際立たせるためにSeries 4を終了し、その上でECG(心電図)以外のApple Watchに必要な基本機能を備えたSeries 3を継続としたことは正しい判断。その上で同じ機能を備えてこの価格で出したのでは他のメーカーは間違いなく赤になってしまう199ドル(何と日本では19,800円なのでドル換算で100円以下)という値付け。これでスマートウォッチを諦めるところがまた増えることでしょう。と言うわけで製品別に買ってはいけない10の理由を考えるのは大変なので今回はiPhone 11 Proに的を絞って書き連ねてみたいと思います。

買ってはいけない理由
その1:トライポフォビアだ
カメラが2つしかない11は大丈夫だが3つもあるProやPro Maxは見ただけで卒倒してしまう。そんな方が安心して使えるのはシングルカメラのPixelシリーズかも知れません。そんな方にはPixelよりも未来のある継続販売の8やXRをお勧めします。お尻がムズムズするくらいなら良いですが吐き気を催したり、気を失ったりするようでは本末転倒。皆がトリプルカメラのiPhoneを使うようになりそれで写真を撮られることに違和感を感じなくなってからトリプルカメラ以上のiPhoneを買うので問題ありません。
その2:5Gじゃない
インフラもサービスも整っていない現状で5G通信は自己満足以外の何者でもありません。今出しても5Gの恩恵を多くの人が得られるようになる頃には次のiPhoneが出ている事でしょう。こちらも普及段階とは言えませんが自分で設置可能なWi-Fi 6に対応した事で今年は充分だと思います。どうしても5Gと考えているなら他のメーカーから出ているシングルモードではないマルチモードが出てからの方が正しい選択。4K放送の規格が決まる前に4K対応チューナーがないテレビを高い金を払って買ってしまったと言う過ちを繰り返すようなもの。どうしても5Gが欲しいのならAppleが対応するiPhoneを出すまで待ちましょう。
その3:iPhone 11で充分だ
多くの人にとってProやPro Maxに搭載されたカメラが必須かと言われればそんな事はないと答えるのがApple信者の正しい務め。他のメーカーなら11の価格を抑えるために型落ちのSoCを載せるところでしょうが、Appleは昨年のXR同様にカメラとディスプレイ以外はほぼ最上位のProと同じ構成で11を出してきました。その上で途中で値下げしたXRよりも低価格。カメラ命でないなら敢えてProを購入する必要はありません。
その4:発売当日に手に入らない
オンラインも店頭での予約もスタート。欲しかった色は既に完売で初日に手に入らないから優越感に浸れない。そんな理由でProを買わない人は敢えて8やXRを買いましょう。iPhone 6sでは流石に辛いですが7以降のiPhoneなら何ら問題のないiOS。当然、iPhone 8でイライラするような事はまずありません。最新モデルが欲しいならじっと到着を待てば良いし、優越感だけが目的ならこんなに安くなったよと大幅な値下げになった8で去年8を手に入れた人を悔しがらせましょう。それで友達を失っても当方は一切責任は負いません。そもそも、国民の半分以上がiPhoneを使っている日本でiPhoneだからと優越できることなどないのですから。
その5:バッテリシェアではない
GalaxyやHuaweiの端末ならできるバッテリシェアが出来ないから買わないと言うならバッテリシェア対応のiPhoneが出るまで買話なくて結構です。私は常に複数の予備バッテリをバッグに忍ばせそのうちの一つは当然ワイヤレス受電も可能なものなので双方向充電は重要な機能ではありません。最新の未確認情報ではハード的には双方向充電が可能でiOSで機能を殺しているとのこと。充電効率がAppleの望むレベルになるなら機能を復活させる可能性はあるようです。どちらにしろあったら便利だよねの機能。他のメーカーならそのレベルで他社の差別化が必要なのでしょうが。
その6:重くなった
見た目はほとんど変わらないのnいXSよりも重量の増えた11 Pro。1gでも軽い端末が欲しいと言うなら敢えてお勧めはしません。ただし僅か11gと18g増えただけでそれぞれ駆動時間が4時間、5時間と伸びたProその分軽いケースを選ぶなり、裸で使うなりの方法があるはず。10kg近くあったMacintosh Portableと比べたら羽のような軽さです。
その7:指紋認証がない
他のメーカーでは既に出ているディスプレイ内蔵の指紋認証が載っていないので買わないと言う人も世の中にはいます。そんなものは今年のiPhoneには載らないとだいぶ前から確度の高い噂で出ていたのですから期待する方が間違っています。Appleも開発そのものは続けているのでいずれは搭載されるでしょうがAppleは他のメーカーのように物珍しさで売ろうと言う考えは一切持っていません。精度の低い顔認証システムを誤魔化すために指紋認証を載せるような事はAppleはしないのです。
その8:UWBが嫌だ
10cmの精度でどこにいるかがバレてしまうUWBが載っているスマホなど持っていたのではプライバシーが守れないから嫌だと考えている人もいるでしょうがAppleがUWB対応のU1チップを年間1億台以上世の中に出していくことで新たなエコシステムが出来上がるのは間違いありません。iPhoneが携帯市場を変えたようにUWBを仲間にしたiBeaconが世の中を変えると思います。
その9:ToFセンサーじゃない
まだ量産体制が整っていないものを搭載するほどAppleは酔狂ではありません。他のメーカーはニッチ狙いでそんなものを我先に出そうと考えるでしょうがAppleが販売するiPhoneは最低でも数千万台億以上の部材が揃わないようなものはプロトタイプ段階に過ぎないのです。iPhone 11は全て2眼以上になったので画像の視差で奥行き検知の精度は向上しています。シングルレンズしかなく機械学習で得たアルゴリズムだけで奥行きを判断するものよりは高い精度だと思います。
その10:折りたためない
そう言う価値観の人には買って欲しくありませんw

結論:Appleからイノベーションが消えたは随分前からよく出てくる言葉。どこかが折りたためば何故折りたためない、どこかが顔認証を出せば何故顔認証じゃないといつも同じパターンのDisりばかり。Appleが搭載したものは写真やモニターに写った映像でもロックが外れてしまうような出来損ないだったでしょうか?進化とはその後それがデファクトになるものでなければ意味がありません。一代限りで終わってしまうものは進化ではなく単なる奇形に過ぎないのです。深化するからこそ進化と呼べる。目新しいもののつまみ食いばかりしているところの製品に手を出すことぐらいバカらしい事はありません。

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