金曜日, 2月 03, 2017

Apple Watchの一人勝ち

いつまでたってもAppleから公式の販売数量が発表されないApple Watch。調査会社の推計では第1四半期に520万個を販売しそのシェアは63%とのこと。その期間に7,800万台を販売したiPhoneと比較するのもはばかられる数字にも見えるが十分ビジネスとして成り立つ立派な結果だと思う。ウェアラブル全体で見た場合にはFitbitが圧倒的に強いようだがスマートフォン同様、ローエンド市場はFitbitが押さえ(Appleは活動量計は作っていない)ハイエンドはAppleの独占に近い状態なのではないだろうか。

スマートフォンで圧倒的なシェアを持つAndroidはタブレット同様ウェアラブルの世界では勝ち組には慣れていない。Android Wear 2.0のリリースが遅れたのも原因の一つではあるだろうがAppleに先を越されるわけには行かないと慌ててリリースした製品が壊滅状態になったことで各社が及び腰になっていることの方が大きいはずだ。

Apple Watchと比べてその先進性が一般ユーザーにまで届いていないAirPodsもウェアラブル市場の大きな伏兵。ワイヤレスイヤフォンの範疇でカウントされるのであれば恐らく世界で一番売れているイヤフォンになりそうだがウェアラブルと捉えればウェアラブル市場形成の大きなコマに化ける可能性が高い。現行モデルはハートレートなどのセンサーを載せていないのでヒアラブル以上ではないがユーザーインターフェイスを変えるためのツールであることは間違いないのだ。

結論:言葉ばかりで実際にそんなものがあるのかと言われるウェアラブル市場だが現状を見る限りビジネスになっていそうなのはAppleだけ。今後大きな市場となるかどうかはAppleの行方にかかっているのである。

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