火曜日, 3月 18, 2014

日本は民主主義国家なのか?

憲法にも書かれているので日本は民主主義の国だと勘違いしている人が多いが、日本人の考えている民主主義は話し合いによる談合と何ら変わらない。

エリートが牛耳る国になれば良いなどと考えているわけではないが、未だに村の掟(空気)の方が法律よりも重く、法的にどうこう出来ないような問題でもマスメディアで叩くことで村八分にする。どう考えても法治国家とは言えない。

理よりも情を優先しているのかと言えばそこまでのレベルにも及んでいず(ユングが言うように思考と感情は論理的尺度だ)、単純に気分(赤の他人のことで本当の感情は励起しない)に流され、冷静に検証したらあり得ないのにオリンピックに行けば金メダルが取れるのではと浮かれ騒ぎ、取れなければ勝手に持ち上げた倍もバッシングする。

まともな政治家が出てこないのはまともな輿論が存在しないから明治以前は真っ暗、戦前は真っ暗と自分たちより前は悪かったのだか自分たちは良いと言う相対評価が今でもモノの基準。全員が賛成すればどんなにおかしな事でも正しいと言うとんでもない非常識が常識になっているのだ。いくら教科書に書いてあろうが日本は本当の意味の民主主義国家ではないし法治国家でもない。権利よりも義務の方が重くなければ国家など成り立たないと言ったら殺されるかも知れないが、少なくともそう考えるくらいでなければ世の中は欧米社会のように公よりも私が優先されるコントロール不能な社会になってしまうのだ。

結論:日本で民主主義だと考えられているものは未だに村八分と変わらない。未だに日本は気分の方が優先される未開社会なのだ。そう言う意味では戦前以上にマスメディアによる愚民政策は機能しているのである。

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