火曜日, 11月 03, 2020

大統領選の行方

 米国民ではないのでヤキモキしても始まらないが大統領選の行方はどうなるのだろう。前回は私の望んだようにヒラリーが敗れ日本にとっては理想的な4年間となった。もしもヒラリーが勝利していたらさらに日本離れが進み現在とは全く違う様相を呈していたはずだ。トランプ大統領となり中国の本性を炙り出した事で流石の民主党も中国サイドに立っての政策を掲げるわけにいかなくなったがもしもヒラリーが勝っていたら同じ状況に絶対になっていなかっただろう。


今回の大統領選は世論調査では前回のヒラリー以上にバイデンの支持率は高い。だからバイデンが大統領に選ばれると言うのが全米のリベラルメディア(伝統的にアメリカのマスメディはリベラルの方が多い)の予想だが終盤になってNYポストからバイデンの息子のPCからのスクープ記事など民主党政権時代に隠されていた情報が出てきて雲行きが怪しくなってきた。


前回の選挙の趨勢を決めた最大の理由はアメリカではヒラリーは嫌われ者だったと言う事。民主党寄りのメディアからはヒラリーの悪い話など出てこないので日本では能天気にヒラリーを評価(よく知りもしないのにと言う意味)。リベラルメディアは海外も含めて女性贔屓の報道が多いため女性というだけで評価が高くなり、その外信を垂れ流すだけの日本のマスメディアの報道を鵜呑みにすれば当然素晴らしい人になってしまう。典型的な例がアウンサン・スーチーだろうが化けの皮が剥がれたのは記憶に新しいだろう。


と言うわけで前回の選挙はヒラリーには大統領になって欲しくない(相応しくない)と言う本当の声がトランプを勝利に導いた。トランプは綺麗事ではなく本音ではそうしたいと国民が思っていた事を代弁していたことが大きかったのだ。


今回の世論調査でのバイデン優勢は反トランプ票だと言われているので前回の反ヒラリーのようにバイデンを勝利に導くとの考えもあるだろうがそんなに単純なものではない。世論調査はあくまでも綺麗事の世界。トランプシンパはプアホワイトの無知蒙昧な連中と言う空気の中で堂々とトランプ支持を表明する人は多くない。民主党の肩入れで大きくなったBML運動(暴動を誘発)を見れば分かるように民主党の方が社会不安を煽る活動を積極的に行ってきた。家族の安全を考えたら保守支持基盤の固い州以外で家族の安全を考えたらトランプ支持など表明できるような状態ではなかったのだ。


結論:大統領を選ぶのはアメリカ国民。どのような結果になるかは開票が終了するまで分からないが前回の人を選ぶ大統領選からアメリカの今後の方向性を選択する選挙になった気がする。圧倒的にどちらかが勝たない限り勝敗は決定せず、決定してもアメリカを二分する流れを生み出すことになるような気がするのである。

0 件のコメント: