月曜日, 1月 07, 2008

銃が犯罪を作る訳ではない

 佐世保のような日本には珍しい事件が起きたために民主党などは銃規制で票を稼ごうとしている。銃を持つのが一般的でない日本では受け入れやすい話だが、アメリカ以上に銃の所有率の高いカナダでアメリカ以上に銃を使った犯罪の率が高いかと言えばそんなことは全く無く、銃が犯罪を犯すのではなく、人が犯罪を犯すのを証明している。同様に、国民皆兵のスイスでは各家庭に人を殺すための銃(軍用)が備え付けられているが、無差別殺人が起きたなどと言う話は一向に聞かない(スイスの事だから闇に葬っているのだろうか)。

 今回のケースはレアであるからと無規制のまま(所持を認めた後は一切のスクリーニングを行わない)にしていいとは言わないが、だからと言って銃を規制すれば良いと言う問題でもない。現に昨日起きた通り魔事件(恐らく犯人の少年は広い意味での薬中だ)は、包丁を振り回した訳で、凶器として使われたのは100円ショップで購入した包丁(だから人が死ななかったのだが)だった。良く考えてみれば(考えなくても)日本では銃を使った犯罪よりも包丁を使った事件の方が明らかに多い。ならば、包丁を規制する方が先の筈だ。

結論:事件が起きた原因はおかしな人間(両親は熱心なクリスチャンだったが、それがこう言う狂信的な事件のベースにある。神を信じているような阿呆は悪魔だって信じるのだ)を作り出す社会の方にある。社会が悪いなんてまるで小学生並み(サヨク)みたいな発言になるが、慈しみの無い(似非キリスト教には慈しみなど無い)社会は人間を畜生にしてしまうのである。社会不安が蔓延っていた戦前の不況期には今以上に凶悪犯罪が多かったのだ。

0 件のコメント: