木曜日, 11月 09, 2017

Appleは10年遅れ…

去年はAppleをDisるどころでは無かったSamsung。もうほとぼりが冷めたと考えたのかGlaxy Note 8では到底iPhone Xには勝てないと判断したのかは知れないが新しいCMでAppleは後追いばかりとDisりまくっている。日本ではこの手のCMはご法度なので日本版を目にすることはないだろうがトータルでは未だに世界一の携帯メーカーなのだから大人気のないCMなどそろそろやめたらどうなのだろう。と言うわけで2年も前のiPhoneを引っ張り出して自分たちの方がずっと進んでいるとの主張をするのは如何なものかと検証してみたい。

防水:海外でいつ防水をうたう携帯が出たかは不明だが国内ではカシオが2000年に出しているので17年以上前に防水携帯はあった。Appleは16年のiPhone 7からなので16年遅れ。Galaxyに限定すれば2014年のS5が初代のようなのでSamsungの方が2年早い。
高機能カメラ:現状の画素数や画質で比べる限り遜色はないかiPhoneの方が優れていると言う評価も多いので、最初に携帯にカメラが載ったのはいつかで比較。ルーツは1999年にDDIポケットが発売した機種。iPhoneは2007年発売開始なので8年の遅れ。Samsungは2004年に500万画素の携帯を出しているがAppleが500万画素になったのはiPhone 4からなので2010年。Samsungが6年先行。
ワイヤレス充電:非接触型の電磁誘導方式の原理は19世紀には発見されていたが、今一番ポピュラーなQi(iPhone 8やXも準拠)に対応したスマホが登場したのが2011年。Appleよりも6年先行している。国内販売のGalaxyシリーズでおくだけ充電に対応したのは2015年なので2年は早い。
大画面:頑なに小さな画面のiPhoneしか作っていなかったApple。その上タブレット壊滅状態のAndroid陣営。Appleの作っていないサイズならば売れるのではとiPhoneよりは大きいけどタブレットより小さいモバイルとして作り始めたのが始まりかと。2012年にはGalaxy Noteを出しているので2014年のiPhone 6 Plusよりも2年は早い。

結論:と言うわけで改めて確認してみると10年以上も前に既にあったものはSamsungではなく日本のメーカーの製品。Samsungの製品で10年以上先行しているものは見受けられないのでどうやらそれぞれAppleよりも早かった搭載時期を合計して10年以上先行していると言っているようなのである。そんな事を自慢するよりも写真でロックが解除されてしまうような時代遅れの顔認証システムを直した方が良いと思うのだ。