水曜日, 1月 29, 2014

不眠症だったら眠るな

NEWS ZEROで若者に不眠症が増えていると特集していた。最後まで見ていたわけではないのでどういう結論になったかは知らないが個人的な見解を書いてみたい。

不眠で悩んでいる人にしてみれば睡眠薬や精神安定剤は必須なのだろうが、それが不眠症を悪化させる一因だと分かっているのだろうか。

批判を覚悟で書くが、そもそも眠らなくてはいけないという思い込みが不眠症の原因。そんな事を書くと、この苦しみが分からないのかと炎上するのかもしれないが炎上を恐れずに書いてしまえば眠れない時には眠らないのが一番の不眠症対策なのだ。

精神と肉体が疲れている時に休息を取るために睡眠が必要なのは誰でも分かっていることだが、眠れもしないのに眠ろうとすることは更に精神を疲れさせる結果になるだけだと気付けば良いのだが、大抵の人は眠ることが当たり前なのだからそれが出来ないのは間違っていると考えてしまう。

私に言わせればそんな風に考えるから不眠を悪化させるのだという単純な話なのだが、残念なことにそう言われて納得できる人は不眠になどなりはしないのも事実である。不眠に悩む人の多くは真面目かどうかは別にして「何々すべき」と物事を考える人だ。べき論で生きている人は何事も型にはめようと考える。そして結果的にそんな考え方が自分を不眠症という型にはめてしまう。

人間は本当に眠らなければ精神に異常を来すのは明確な事実だが、そうなるのは睡眠遮断を行った時であって通常であればそんな状態になる前に意識は自然に落ちてしまうように防衛機制が出来ている(要は眠ってしまう)。

話がややこしくなってきたので整理すると
・不眠とは眠らなくてはいけないと言う強迫観念を持つことで起こる
・不眠が原因で死ぬことはないが不眠を思い悩んで死ぬことはある
・本当に睡眠が必要になれば意識は自然に落ちる
・睡眠導入を薬に頼ると睡眠障害は改善しない(正直な話、悪化する)

それではどうすべきなのか(いわゆるべき論じゃないぞ)。答えは簡単だ。眠れない時には眠らないのだ。もう、分かったと思うが不眠を直したかったら眠ろうとするのではなく絶対に眠らないように頑張れば良いのだ。どんなに頑張っても間違いなく何処かで眠りに付くことに気付く事が一番の治療法なのだが、昼間に眠ってしまったのでは話にならないと考えるなら、正しく自律訓練法などを習って心と体の安静を上手に得られるようにするべきだろう。

結論:不眠症だったら眠ろうとするな

Apple StoreのApple TVが独立した訳

昨日、突然のメンテナンスモードでApple Storeにアクセス不能(そろそろ動かしながらメンテしたら)。寝耳に水だったので何があるのかとドキドキしていた方も多いだろうが、フタを開けてみればApple TVが独立して一つのジャンルになっただけで拍子抜けされたことだろう。しかしこれは非常に大きな伏線、どうやらApple TVを独立したものにするのが当然と考えられるような周辺装置が出てくる前触れと考えるべきだろう。

iTVがApple TVと独立したもの(Apple TVの機能は持たない)であれば、周辺装置の一つと考えられるし噂されているようにApple TVだけでゲームなどが操作可能なレベルのiOSに切り替わるとすればApple TVのアクセサリーコーナーにゲームコントローラのような周辺装置(場合によってはキーボードも)も並ぶことに。

結論:Apple TV用のサードパーティアプリがiOS 8発表時に開放されるのは間違いなさそうである。

月曜日, 1月 27, 2014

Appleは決済を押さえに掛かっている

2011年のblogでは、Bluetooth LEが登場していなかったので取り敢えずNFCを使ってくるのではないかと書いていた決済を押さえにかかる準備をAppleが整え始めたようである。Passbookの重要性を分かっていない人は単なるクーポン券の配付法の一種だと思い込んでいたようだが、これとiBeacon(+指紋認証)の組み合わせでApple Storeで可能になっているEasyPayを他の小売店にも導入可能に…

 WSJ日本版のリンク

結論:使う通信方法は間違っていたが決済を押さえに掛かるという予測はあっていたようである。

金曜日, 1月 17, 2014

泰然自虐


Samsung+Intel+ドコモなので第三のOSの本命みたいにメディアで持ち上げられていたTizenが風前の灯に。一年前のblogで絶対に瓦解すると予想した通りの展開になって喜んでいる今日この頃(別にうれしくはない。当然の成り行き)。

当時はまだ関西に飛ばされたAndroid命の人がいたせいかは知らないが、Tizenを持ち出したのは別にiPhoneを有利に手に入れようなどと言うのではなく、MNPで逃げ出すユーザを繋ぎとめる(同時にメーカーを囲い込む)一手段としてHTML5に乗るのが手っ取り早いと考えたのは間違いないだろう。

国内メーカーが元気がない中、積極的にアプローチしてきたSamsungと組むという選択枝の中で生まれたシナリオだったのだろうが、Androidのツートップに据えた結果からSamsungが期待はずれだったことも今回の見合わせの大きな要因になったはずである。

国内市場はiPhoneばかりで新たなガラパゴス化などと書いているところもあるが、AndroidをOSに据えていながら余計なハードウェアを載せることばかりに走ってガラパゴス・スマホを作り続けた国内メーカーがガラパゴスだっただけでAppleが原因でガラパゴスになったわけではないのだ。

結論:ドコモはTizenを持ち出したことで自虐ギャグを飛ばしたのである。

火曜日, 1月 14, 2014

App Storeが累計100億ドル

モバイルアプリじゃ飯なんか食えないと言うのはある意味正しいのかも知れないが、上手にアプリ内課金を使って利益をあげられることをAppleが証明してくれた。無料でここまで出来るのかと言う秀逸なアプリも多く出荷レベルでは圧倒的なはずのAndroidを圧倒しているのはひとえにAppleが脇を締めたエコシステムを最初に用意してくれたからなのである。

もう一方の雄であるはずのAndroid陣営はウイルスなのかマルウェアなのか分からないようなモノばかりがあふれ返っていてどう考えても全うな商売が成り立つ環境は用意されていない。特定業務のアプリを受託で作る以外に生き延びる術は無いのかもしれない。

結論:何でも好き勝手にやりたい連中からは当初ボロクソに言われていたApp Storeだが、iTunes Store同様大成功になったのである。大事なことは開発シャンの自由ではなくお金を出すユーザの利便性なのだ。

水曜日, 1月 08, 2014

信号ではなく車を見ろ

交通ルールを守らなければいけない小さな子供がいるのに赤信号を平気で渡ることは許しがたい行為である事は間違いないが、同時に信号だけを信じていれば良いと言う子供を作り出す恐れもある。信号は目安にしか過ぎずそれを守ることが自分自身を守ることではないと同時に教える必要がある。

そんな事を書くと赤信号でも渡れと推奨しているように勘違いされそうだが、そうではなく青信号でも油断するなと言いたいのだ。兎角、日本人は決まりや偉い人の言に従っていれば安泰だと言う間違った固定観念を持っている。そんなことだからみんなで渡れば怖くないなどと言い出すのだ。戦前、泥沼の戦争を回避できなかったのも新聞などと言うどうでも良いもののご託宣に惑わされたからだが、これも信号(机上)だけを見ていて車(現実)を見ていなかったから起こったこと。

あれだけ、悲惨な目に遭っていながら未だにマスメディアに躍らされているのだから戦前の日本人はバカだったなどと言う資格は一切なく、未だ完全な独立も果たしていない現実に目を背けてはいけないのである。

こんな書き方をするとネトウヨと一緒にされそうだが、私は戦争をしろと言うのではなく土下座をせずに戦争を回避できる国造りをしろといいたい。それは、特亜と呼ばれる地域に必要以上に卑屈になれと言うことではなく、対等に渡り合うためにその周辺にあるインドやロシアや東南アジア諸国と手を組むことで日本一国では対応が不可能な国と一戦を交えるようなことを避ける外交政策に掛かっている。

勿論、それは単純にアメリカとの関係を解消することではないアメリカ自体日本なしではたち行かない状態になっている現在、経済的にアメリカをバックアップし続けることを確約した上で外交の自由裁量権を認めさせる絶好の機会でもある。現行の安全保障を核とした上で新たな軍事同盟を組むことで覇権主義に走ろうとしている東アジアの国々への牽制となる道筋を付けるのに今の政府のやり方でで良いはずはないのである。

結論:外交とは世間体ではなく現実をベースにどれだけドライに自国を有利に導くかなのだ。