日曜日, 6月 17, 2012

Apple TVとは何か?

Appleも全てが成功しているわけではないと言われることがある。その時にAppleが嫌いな人が頭に浮かべているのは恐らくApple TVだろう。じゃあ、他に成功しているスマートテレビがあるかと聞かれればそんなものはないし、某Googleのその手のテレビと比べれば、未だに趣味のレベルだと卑下しているApple TVの方が遥かに売れているのも事実だ。Googleだけではなく各社スマートTVと言うモノを出すのがトレンドのようだが(3Dが大コケだったのだから仕方がない?)、どれもWebサーフィンが出来る位でテレビならではの何かがあるようには見えない。画面が大きいだけの機能の少ないパソコンの域を脱してはいないのだ。例えOSがAndroidになろうが死屍累々の道を突き進んでいる事に違いはないのである。 そんな中噂出始めているの大物がAppleのHDTV。来年の始め辺り迄に出てくるかが気になるところだが、Moutain LionでApple TVをベースにしてOSXがiOSと同じゲームが対戦可能になるのなどを見ればわかるようにAppleのHDTVは、MacやiOSデバイスをコントローラーとして連携して使えるインテリジェント・ディスプレイ(単なるテレビではない)として登場するのだろう。通常の操作はSiriを使った音声入力なのだろうが文字入力をMacやiPadなどに受け持たせるかもしれない。そして、コンテンツは音楽、静止画、動画にライブ放送(てれびにラジオ)をネットワーク越しに提供されるだろう。そして当然アプリも。 そんなモノは今迄にもあったと言う意見もあるだろうが、音楽、ビデオ、アプリに電子書籍と一番の抵抗勢力になる業界の大手を巻き込んで新しいサービスを立ち上げて来たのがApple。Appleが他よりも成功している一番の理由は正当な対価を払って業界そのものを味方に付けたから。それも、業界に阿る形ではなく業界の常識を再構築したからなのだ。 結論:Apple TVは単なるスマートTVではなく放送業界そのものを再構築するデバイスになるのだ。

月曜日, 6月 11, 2012

Apple、Microsoft、Googleの違い

最初に断っておくがこれは私の主観(いつもそうなのだが)なので、誰それが(どんなに著名な方でも)どう考えているかなどは全く関係ない事を最初に断っておく。

 三 社は同じ業界にあるため単純に比較されることが多いが、それぞれが全く違うビジネスモデルをベースに成り立っているのは明らか。違うビジネスモデルなのだ から単純にどれが優れているかなど短いスパンで判断しても意味はないのだが、勝ち組負け組と分けたがるのは的外れも甚だしいだが…今回はそれぞれの考え方 の違いを独断で解説してみたい。

 ビジネスモデルApple:他社よりも優れたOS を持っていようが、Appleはハードウェアを売って利益を上げるビジネスモデルである。誰からも愛着を持って使って貰えるグローバルで通用するハードを 揃える。ソフトウェアはそれを実現するための手段なので他社のOSは利用しない。PCの売上が頭打ちになる中、販売台数の伸びは他社を凌駕している。台数 が出るようになったので何れOSは無料化されるだろう。情動をお金に変えるビジネスモデル

Microsoft:Xbox がどんなに売れようがソフトウェアのライセンスがビジネスモデル。ハードウェアメーカーにライセンスすることによりバンドルという形で意識せずにOSを使 わせることでユーザを飛躍的に伸ばし、その中で動くOffice(これも主体はライセンスだ)を人質にビジネスユーザの離脱を防いでいる。強迫観念をお金に変えるビジネスモデル

 Google:Android のフラッグシップモデルを自社のラベルで売ろうがGoogleは広告で収益を上げるのがビジネスモデル。テレビ局と同じで数を取らなければ成り立たないビ ジネスモデルのため、基本的に無料のサービスで人を集めなければいけない。Appsが有料版と大きな違いがなく利用できるのは個人の情報を集めるためには ポータルにならなければいけないからである。情報をお金に変えるビジネスモデル

三社のクラウドの考え方

 Apple:MobileMe などをやっていたためにAppleのiCloudをDropboxやGoogleなどのデータ共有のサービスと勘違いされることがあるが、その目的は個人 のデータの保管である。母艦となるPCも持たないユーザの情報と権利をバックアップするのがその目的である。その証拠にデータそのものは全ての暗号化され Appleさえその中身を覗き見ることは出来ない。容量が少ないと言われるが音楽やビデオの様に所有権を持っているコンテンツはコインレベルでバックアッ プの必要はないのだ。ドキュメントレベルだけで5Gを超えるヘビーユーザは少ないだろう。iCloudが無料なのはユーザのデータを守るのはハード提供者 の当然の義務だからである。

 Microsoft:Officeのドキュメントを共有させる為のクラウド サービスに尽きる。それではあんまりかも知れないかが、人々がどんなに文句を言っていようが懲りもせずにWindowsを使い続けているのは愛着があるわ けでも使いやすいからでもないのは間違いない。無料の理由は、Officeを使い続けてもらいたいからだ。

 Google:ど れだけ多くの情報を持っているかがアクセスを増やす鍵。Googleに情報を提供する事を良しとしないFacebookのようなサービスが増えてしまった ら死活問題だから個人のデータを喜んで提供して貰う為の一手段。別にプライバシーなどと宣うようなものの無い私のような人間なら情報を流用(大して役に立 つわけはない)される事を承知で使えば良いが、頭数が大事なGoogleは個人情報の価値などどうとも考えていないのだ。

結論:Appleは個人を尊重し、Googleは情報を独占し、MicrosoftはOfficeを死守するのだ。

日曜日, 6月 10, 2012

中国四千年の歴史

皇紀なんて持ち出すこともない位に長い間日本の頂点に皇室を頂く日本。武家が行政を司っていた時代が長く続いていようが、祭祀を司る天皇はキリスト教の法王の様に将軍の任命権を持っていた。直系が絶えようが革命などにより血が絶えることなく続いてきた日本はあえて何千年の歴史があるなどとは言ったりしない(そんなことを言っていた時代もあったがそれが誤りだったのは敗戦で証明された)。そんな中にあって東アジアには、殊更歴史の長さを引き合いに出して自己の歴史の正統性を証明をしようという国がある。 どちらも世界での評判は芳しくないのにどういう訳か日本は戦時中の自虐からか、両者の顔色ばかりを伺い挙げ句の果てにはGDPで負けたとか、日本と違いグローバルに通用する企業があって元気が良いなどと持ち上げる始末である。そんな二つお国に共通しているのは常に誰かに支配されていたという歴史の事実。中国四千年の歴史の殆どは彼らからすれば夷狄と呼ばれた周辺民族に支配されていたのは事実である。 同様に韓国も日韓併合前に日清戦争の清の敗戦で独立を勝ち取る迄は中国の冊封下に置かれていたのは事実。独立後も国内が一つになれずロシアや中国の庇護を受けようと内部分裂を続けていたため、このままでは元の木阿弥と日本が併呑したのは事実である。 易姓革命という便利な理屈を持ち出し、周辺民族に支配されている被支配者に過ぎないのに常に正当な王朝があったと…これは、韓国も同じで戦後に日本から独立する迄はどうでも良かった李朝を愛していたような事を宣うし、挙句は中国のルーツは朝鮮族が作ったと神話を持ち出す始末。 結論:何かと言うと中国や韓国が歴史を持ち出すのは、連綿とした民族の歴史がないからなのである。

金曜日, 6月 01, 2012

大飯原発再開?

地震や津波が発生して通常の電源が消失した場合に冷却装置を間違いなく稼働出来る非常電源はどうなっているのか、最悪の事態になった時に被害がどの程度で収まるのかを示さず暫定的な措置として再開される事になりそうな大飯原発。福島第1の4号機さえどうにも出来ていないのに、福島第2も再開する手筈を整えているようだ。

確かに福島第1を見れば分るように原発は稼働中だけが安全なわけではない。そんな状態になってはいないのに冷温停止状態と言い張っている4号機の使用済み核燃料は未だに毎日10トン以上の注水を続けないと燃え出してしまうありさま。現在停止中の原発だって本当に冷温停止になっていなければ冷却装置の停止で核暴走はいとも容易く起こるのだ。だから、外部の電気を喰うだけの停止状態にあるよりは再稼働した方が合理的だと宣う奴までいる。


ブラックアウトを人質に再稼働を迫る電力会社とそんな事になったら日本経済は終わってしまうと脅しを掛ける大企業。電気料金値上げを宣言していながら実質破綻状態なのに社員の給与アップを値上げに折り込んでいる東京電力。

結論:もうこんな国は無くなってしまった方が良いかも知れないが、それが原発絡みであった場合にはどこの国からも支援は得られないのだ。