水曜日, 10月 30, 2019

AirPods Proを買ってはいけない 〜10の理由〜

そんなことしなくても間違いなく飛ぶように売れるからと思ったのかは知りませんがスペシャルイベントも一切行わずにいきなり発売となったAirPods Pro。Apple Storeの注文を受け付けてからわずか1時間で初回出荷分は底をつき、今からの注文ではいつになるのかさえ分からない状況です(既に2〜3週間待ち)。Proなしは耳からウドンと言われていましたが海外も含めてProは既に今度は「マダツボミ」と呼ばれているようで、これなら宣伝などしなくても勝手に売れると言う状況です。と言うわけで今回はそんな突然発売開始されたAirPods Proを買ってはいけない理由を書く並べてみたいと思います。

買ってはいけない
その1:心の準備ができていない
スペシャルイベントもなしにいきなり販売になるよと言う噂もあったけど、まさか本当に売り出すとは思ってもいなかったので心の準備ができていないはずです。機能に関しては噂通りなのでレビュー記事が出揃わなくてもどんなものかは凡そ分かっている人も多いでしょうが何事にも助走が必要。心の準備が整った手もいないのに買ってはいけません。
その2:手に入らない
注文開始と同時にポチった人たちは既に開封の儀に移っているようですが、先述したように欲しくてもすぐには手に入りません。明日になればもっとひどい状況になり下手をすると初代と同じように年内は絶望なんてことにもなりかねません。注文したのにいつ届くか分からないものを首を長くして待つなど精神衛生に良くはないのでこの際在庫が豊富になるまで買おうと思ってはいけません。
その3:他のノイズキャンセルが可愛そう
ノイズキャンセル機能を持たないワイヤレスイヤフォンはAirPodsとは全然違う価格帯で叩き売るかノイズキャンセル機能を売りにして高級路線で売るかのどちらかしかなかったと言っても過言ではないでしょう。そんな中のAirPods Proです。来週になればこれでもかとレビュー記事が溢れるはずですが既に出ている一部のレビューを見れば分かるようにノイズキャンセル機能に関してはいきなり他の追随を許さないレベルに到達しているようです。他のApple製品を見れば当然そうなるに決まっているのですが、それでも周回遅れでスタートしたはずのAppleにいきなり抜かれたのではあまりにも可愛そう。AirPods Proはあなたが買わなくても間違いなくドル箱となる製品なので買わなくてもなくなりません。
その4:カラバリがない
老若男女に関わらず耳から白いウドンが当たり前の世界ですが、そうは言ってもカラーバリエーションがあればウドンなんて言われなかったかもしれません。出所が台湾メディア経済日報なので全然信憑性のない噂なのですが8色のカラーバリエーションが用意されているなんて書いていたのです。その記事を見て今度はiPhoneと同じ色をなんて考えていたのに蓋を開けて見たら白一択。その上今度はウドンではなくウツドン(マダツボミの進化系)なんですから、そのガッカリは押してしるべし。出る保証はどこにもありませんが本当にカラーバリエーションが登場するその日まで買ってはいけません。
その5:Appleが嫌い
世の中にはBOSEの音が好き、SONYの音が好きと言う方もいます。いつものことですがそう言う方が敢えてApple製品に手を出す必要はありません。
その6:Pixel Buds 2が欲しい
周回遅れ感が強く本当のところいつ発売開始になるかが分からないGoogleのPixel Budsを買おうと考えている方はAirPods Proを買ってはいけません。そんなことをしたらPixel Budsを買う必要がなくなってしまい初代のPixel Budsの二の舞になってしまいます。
その6:Echo Budsを買う
まだ注文はできないようですが約束通りなら10月からアメリカで発売開始すると発表しているEcho Buds。こちらはPixel Budsとは違いノイズキャンセル機能付き。BOSEの技術協力もあっての製品なのでそれなりの能力があるはずです。その上価格はAirPods Proよりも100ドルも安く、そして動きが悪いようならすぐに特別セールで安売りされるのですから買わない手はありません。ただし日本で販売されるかは全くの未知数。アメリカにお住まいならという条件付き製品です。BOSEのCEOがノイズキャンセルの技術を提供しただけで自社製品とは違いますと言っているので音は価格なりだとは思いますがAirPods Pro発売開始で値崩れ確実。Pixel Buds 2とは違いそんなには待たされない。先にAirPods Proを買ってはいけません。
その7:オーバーイヤーが好き
カナルだろうがなんだろうが耳穴を塞がれるのは嫌という方はいます。そんな方にはどんなに素晴らしいノイズキャンセル機能を搭載していようがインナータイプのAirPods Proはおすすめのしようもありません。Appleからオーバーイヤータイプが出ることは恐らくないと思いますので少し前に発売開始されたBeats Solo Proをお買い上げ下さい。
その8:Androidユーザー
Apple WatchやHomePodとは違い何の苦労もなく(iPhoneユーザーほど設定が簡単かは別の話)BluetoothのペアリングでAndroidユーザーでも使うことのできるAirPods。Androidでは使えないと思い込んでいるために買わないのならば別ですが、そうでなければいつ出るか分からないPixel BudsやEcho Budsを選ぶのも一つの方法です。もちろん他のメーカーからも様々なものが出ていますのでどうしてもAirPods Proを買えとは言いません。
その9:高い
正直に言ってコードが引っかかったりすることのないワイヤレスイヤフォンは欲しいがノイズキャンセル機能まで必要ないと考えている人にとってAirPods Proはオーバースペックな上、価格も想定をオーバー。毎年最新のiPhoneに乗り換えている人ような人ならちっとも痛くない金額でしょうが、音楽を聴いていないと震えが来るとか特別な事情でもない限り税込で3万円近くするイヤフォンは誰にでもお勧めできるものではありません。
その10:最近AirPods 2ndを買ってしまった
ワイヤレスではないイヤフォンを使っていた時、猫にケーブルを齧られたりいつの間にか断線したりと毎日使っていてたらイヤフォンはどんなに高価なものを手に入れても消耗品なのだと嫌でも気づきます。ケーブルのあるイヤフォンは大抵物理的に壊れてしまい買い替えなのですが、ワイヤレスタイプは充電回数がネックとなって使い物にならなくひがやってきます。特に初代のAirPodsを発売直後に手に入れて一度も無くしたりしていなければバッテリーがすっかりヘタってしまい実用にならなくなってしまったはずです。と言うわけで我慢しきれずについ最近AirPods 2ndを買ってしまったと言う方は慌てることはありませんAirPods Pro2が出るまで待ちましょう。もちろんもう一つあっても良いと言うならAirPods Proを買うべきですが。

結論:既に注文をしていて届くのを待っているのでない限り、今週末までどうするかを考えて居たら欲しくてもいつ手に入るか分からないでしょう。どうせそうなら慌てても仕方がないので信用のおける人のレビュー記事を読んだ上で購入するかを決めるので良いのではないでしょうか。安物ではないので決して「安物買いの銭失いになる」ことはありません。