水曜日, 5月 03, 2006

イルミナティとカトリック

 ダ・ビンチコードの話題が元になって、シオン修道会やテンプル騎士団も一般に浸透してきたが(本当かい?)、イルミナティ(メーソンリーもその一部)とカトリックの長い戦いについてはまだ一般的ではなさそうだ。非常に単純化してしまえばカトリックは宗教で世界制覇を目指し、イルミナティは経済で世界制覇を目指しているのだ(思いっきり乱暴だが、かえってすっきりと理解出来るぞ)。

 両者は世界制覇と言う点で共同戦線を張っているように思えた時期もあったが(そのせいでスペインやポルトガルの暴走もあったわけだ)、基本的には全く考えが違うためイルミナティはイギリスやアメリカと言った反カトリックの国と深く結びついていったわけである。それが、所謂”ユダヤの陰謀”路線になって行くわけである。しかし、イルミナティの中にローマカトリックのスパイはいないようだが、ローマカトリックの中にはイルミナティが浸透しているようで経済絡みのスキャンダルなどが起きてくる要因になっているわけである。

 ダ・ビンチはイルミナティやメーソンリーだった訳で当然本人達は表には出したくない話題。というわけでダ・ビンチコードはカトリック側からのイルミナティに対する挑戦ととれない事も無い。ここ3代に渡って教皇は非イルミナティだった。イルミナティ系の”バンコ・アンブロジアーノ”と”バチカン銀行”の不正を正そうとしたため、ヨハネパウロ1世は就任直後に毒殺されている。今更どうにもならないアメリカは諦め、EUをコントロールを取り戻そうとカトリックが動いているわけだが、本来宗教戦争でないイスラムとの関係をイルミナティが宗教戦争としてしまいカトリックを巻き込もうとしているのだ(キリスト教原理主義はカトリックとは全く別物だ)。

結論:アメリカと言う悪魔は経済問題であるアラブとの問題をキリスト教とイスラム教の問題に見せかけようと仕掛けている。そこでうごめいている連中は似非キリスト教徒(メーソンリー)と似非イスラム教徒達(イスラム原理主義)だが、彼らはイルミナティの下部組織に過ぎない。イルミナティによるプロバカンダに躍らされてはいけない。

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