土曜日, 11月 14, 2009

思い込み

 コンテナ船と衝突したくらいで燃えてしまった「くらま」はだらしないかも知れないが、「くらま」に積まれていた僅か5トンの火薬量の弾薬を「大量の爆発物」と宣う常識の欠如は如何ともしがたい。5トンの火薬では爆発しても「くらま」が廃船になるくらいの量(正直そんな少ししか積んでいないと言う事は有事になったら何の役にも立たないという意味で怖い)しかなく全く危険視する必要はない。「くらま」の積んでいた弾薬よりは燃料の方がよっぽど危険なのである。
 
 一般的に火薬と言うとすぐに危ないと考えるが、タンカーの積む燃料はその比ではない。大型のLNGタンカーに積載されているガスが一度に爆発すれば核弾頭並みなのに、軍艦ではないため被弾などを想定した装甲は一切されていない。どちらが危険かは小学生なら理解できるが軍事アレルギーを持った連中には一切理解できないのだ(理解する気がないと言うべき)

結論:私が軍人なら護衛艦など一切相手にせず東京湾を航行する大型LNGタンカーに一発お見舞いする方を選ぶだろう。たかが数トンの火薬よりも数千トンのLNGやガソリンの方が数千倍も破壊力を持っているのである。

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