水曜日, 10月 10, 2007

みんなの心理学講座 〜第1回〜

 心理学と言うとちょっとオカルトの入った怪しい学問と考えられがちだが(ユングのせいか?)、人の心の謎を探ろうとアプローチしている事だけは確かだ(大きな成果はまだ無いのかも知れないが)。

心理学用語
ブント心理学:要素主義・構成主義の総元締めとなる心理学。心と言う目に見えないものは科学的に証明する事はできないので、まずは物理的に測れるものを調べましょうと言う考え方である(始めは心理学ではなく精神物理学的測定法と言っていた)。その成果は、目で見る事ができる波長の範囲や、耳で聞こえる周波数の範囲など、まさに物理学様々だったのである。その後生理心理学というジャンルになり、それなりに体系化されたが、心の問題を全く解決できないものだったために、当たり前の話だが心理学の主流を外れてしまったのである。

ゲシュタルト心理学:要素主義や構成主義に偏った心理学に対する反論(人間の精神は部分や要素の集合ではない)として始った構造を重要視する心理学の一派。こう書くとかえって分かり辛いかも知れないので一番簡単な例を上げたい。
(例)(^o^)/ あなたはこれを見て何を感じるだろう。私なら”ヤッホー”という声が聞こえるような気がする。そういう風に何かを感じたとすれば、それがゲシュタルトである。これを要素主義で捉えると、あくまで一番左に”(”があり、次に”^”、”o”、”^”、”)”が並んでいるだけに過ぎない。もしその時に挨拶をされたように感じたとすれば、この構成要素の中のどの記号がキーとなる要素かを突き止めようと言うのだ。普通に考えればすぐ分かる事だがそんなことをしても、ちっとも心など理解できない。さてそうだとするとゲシュタルト心理学が主流になったはずだと考えてしうかも知れないが、そうは問屋が卸さない。ゲシュタルト心理学は要素じゃないぞと指摘し、それが正しい事を証明したのだが、何でそうなるのかを説明できなかったので結局すたれてしまったのである。錯視図形などが一番の成果だろう。

結論:これ読んだら心理学嫌いになっちゃうのかな。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

きらいにならないので続編をお願いします。