火曜日, 9月 22, 2015

民主主義を理解せぬバカ

「数がすべてなら民意はいらない」と議会制民主主義そのものを否定する素晴らしい発言をした民主党の福山議員。京都選挙区から立候補して当選しているのでどう考えても数で当選したようだが今回はそんな話は置いておく。

私自身は今回、前回と衆院選で自民党には投票していないので現状の数がすべてには加担していないが、同様に前々回の選挙では絶対に公約を守る力を持ち合わせていない民主党には投票していないので常に私は数の外にいるわけである。

与党と野党勢力が拮抗しない大きな原因は現在の選挙制度にあるのは間違いはないが議員数ほどの差はないが民意が自民党の方にあったからこその現状。半数近くが投票に行かないからこんなことになるのだと文句を言っても、その半数近くが民主党に投票することなどありえないわけで数が民意を反映しているのは間違いない。

挙げ句の果てには数は民意じゃないと言いながら法案反対の連中は国会前に10万人(警察発表では延べで3万らしい)も集まって反対しているとここでは数に物を言わせようとしているのだからお笑い種なのだが、そのことには全く無自覚なのがいかにもエセ左翼の匂いを…

さて、それでは野党の言う民意とはなんだろうか。

その1:戦争よりも平和が大事
    済まないが、これに反対する人間の方が多いはずはない
その2:戦争に巻き込まれて死ぬのは嫌だ
    済まないが、それに反対な人はまずいない
その3:徴兵制を復活させてはいけない
    現在徴兵制の復活などありえないが復活させる理由もない
その4:話し合いで戦争は回避できる
    そうではないから世界中で紛争は無くならない
その5:自衛隊員を戦争に巻き込みたいのか
    そんなこと考えているのは自衛隊が嫌いな左翼の人だけだと思う

というように、どちらですかと問われれば反対しようもない人の生き死にに関わる根源的な質問に対してノーという人など少数派に決まっている。こんなものは民意ではなく常識の範疇だ。当たり前の反応が返ってくる質問に対する回答を持って民意と曰うことこそ数に物を言わせる民主主義に対する冒涜なのである。

結論:多数決が成り立たないなら民主主義は成り立たない制度なのである。文句があるなら有権者数がすべての議員をまず辞職すべきなのだ。

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