月曜日, 6月 08, 2015

Androidはそろそろどうにかならないのか?

ウェアラブルデバイスの端くれを販売しなくてはならない立場に立たされて実感するのはAndroidという確たる実態のない製品群に対応しなければいけないジレンマ。

Androidユーザーはまるで自分の使っている端末がデファクトだと考えているようだがiOS端末とは違い正直な話、間違いなくOSのアップデートがリリースされるNexus以外はその他大勢に過ぎないのである。

Androidのシェアが9割近くあるのだからサポートするのは当然と青筋を立てる人がいるが、OSレベルとハードの両方で完全にサポートされている製品は未だにシェアの主流派ではない。事情を分かった上で文句を言っている人もいるがBluetoothとBluetooth LEの違いも分からずサポートをしないことに不満を持っている人も多いだろう。Bluetooth LEの仕様公開はBluetooth 4.0からだから大分以前なのだがAppleはiPhone 4sから対応していたのでかれこれ4年になるがAndroidでまともに対応し始めたのはつい最近。OSレベルで完全準拠になったのはAndroid 4.x以降。勿論、ハード側もBluetooth 4.0していなければBLEでは使えない端末だ。

それ以前のBluetoothは、Classic Bluetoothと呼ばれ予め定義されたプロファイルで接続を規定されている規格で言わばケーブルをなくした接続方法に過ぎずイヤフォンやマウス、プリンターの接続方法はあったが自由に接続出来るデバイスの種類は限られていた。そして常に通信しっ放しのため消費電力も大きくモバイルデバイスで使うような規格ではなかったのだ。

と言う訳で我々が製品開発を開始した当時BLEを選択すれば、自ずと開発対象はiOSデバイスしか考えられなかったのである。いくら文句を言われたって4,000種類もあると言われるAndroid端末で検証作業など現実的ではないと分かってもらえるだろう。

結論:漸くAndroidも4.3以降が半数となってきたその中でBLE4.0準拠の端末がどれくらいあるのかは定かではないが今後はAndroid用のアプリも準備する段階になったようである。それでもメインターゲットがiOSであることは間違いないのだが。

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