月曜日, 12月 03, 2012

個性、自分らしさが不幸の根源

 戦後日本があっという間に復興をとげる事が出来たのは戦前の教育の賜物(朝鮮戦争特需あったが)。どこを切っても同じ顔が表れる金太郎飴と言われようが、国民を標準化したからこそ農業国から工業国へと一気に突き進む事が出来たのである。詰め込みであろうが最低レベルが他の国よりも高かった事と、同じ集団である事を良しとする国民性が経済発展の礎となったことは間違いないのだ。
 
 そんな日本を駄目にするために持ち出されたのがアメリカかぶれ(ポチとも言う)と似非左翼(日教組とか言うらしい)の個性を重視した教育。あんまり国民の最低レベルが上がってしまったら困ると言う思惑をゆとりと自分らしさ、個性と言うパッケージにくるんで私権の極大化(要は公を悪とした自分勝手の奨励)を図った(謀ったの方が正しい)わけだが、その効果がハッキリしてきたのは親の世代が戦後教育を受けた者たちになってきたからだ。
 
 自分の身は自分で守らなければ行けなかった弱肉強食の世界がどれ位荒んだものかは西欧諸国を見れば分かるのだが、良い部分だけではなく悪い部分まで模倣した日本は本来の強さを発揮出来ずに…その上日本を代表する大企業のトップはアメリカ的な経営を徹底しているのだから日本が浮かび上がる事など…

結論:個性や自分らしさ、自由の行き着く先は人を不幸にするのだ。

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