木曜日, 1月 18, 2007

アメリカの打率

 アメリカはアメリカの民主主義を世界に広げると言う妄想に取りつかれている(資本家はそんなことを考えちゃいない)が、アメリカが武力でやり込めてその後うまくいった国は、ドイツと日本と韓国だけである。それ以外は全て失敗に終わった。というよりもドイツも日本もアメリカのおかげで民主的に、資本主義的に成功したのではなくアメリカがいなければもっと成功しておいたに違いない国なのである。韓国はどうか。日本に併合された事によってかなり文明国になっていた事がその後の成長にプラスになったのであってアメリカの力とは全く関係ないとも言えるのだ。

 フランシス・フクヤマ氏の『アメリカの終わり』では、アメリカが建国に関わった国のうち成功したのは18カ国中3カ国(ドイツ、日本、韓国)だけというわけだが、前述の通りその3カ国さえ誰が打ってもヒットになる球だったのだから高が知れているのである。それどころか、アメリカと文化的に相いれなかった国は、どれもとんでもない事になってしまった。アフガン、イラク、イラン、フィリピン、パナマなどなど。少しもまともになれない国ばかりじゃないか。

結論:アメリカによる民主化のお手本としてすぐに日本の名前を上げるが他が全部失敗だからだ。

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