本日が、フジテレビのTOBの期限である。大和証券の預かっていた株が鹿内家のものであることが明らかになり、フジテレビにTOBで売り渡すのは契約違反であると前日になって発表された。創業一族をフジサンケイグループから追い出した人間が動かしているフジテレビに鹿内家の株をTOBで売り渡すなどは道義的に許されない行為であることは明らかだ。最後の最後までそのことを公にしなかった鹿内家の揺さぶりであることは間違いない。もし、大和証券の分がTOB無効とされた場合にはフジテレビの作戦は完全に失敗となる。さて、どう動くのだろう。
一つは、フジテレビはTOBを失敗しライブドアが親会社になってしまうシナリオ。これは、今日の段階の予想では五分五分。
一つは、村上ファンドがライブドアに譲り受けられ完全支配されてしまうシナリオ。これは、七対三で無いシナリオ。
最後の一つは、現フジテレビ経営陣の退陣を条件(鹿内家復活)にフジテレビTOBに鹿内家が応じて、フジテレビがニッポン放送の子会社から外れるシナリオ。昨日まではこんなことになるとは思いもしなかったが、七対三でありえそうな雲行きになってきた。
結論:ライブドア対フジテレビの争いのように見えていた今回の株騒動は、鹿内家の手に握られることになった。まさに、大取りは”鹿内しかない”だったのである。
月曜日, 3月 07, 2005
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